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VJ AutoStage ホットキー完全ガイド

最終更新日:2026年9月28日 ・ ARCAIM Musix

VJ AutoStage は基本的に全自動。曲の展開を読み取って、映像も照明も演出もひとりでに進んでいきます。それでも「ここは自分で決めたい」という瞬間には、キーひとつで介入できます。このガイドでは、全ホットキーの効果・効き方・使いどころと、現場でそのまま使えるシーン別の使用例をまとめました。

まず覚える3つの効き方

ホットキーは、タイトル画面で「開始」を押して演出が始まってから使えます。キーの効き方は次の3種類。この違いさえ押さえれば、本番でも迷いません。

押している間離すと元に戻る
1回押し押した瞬間に実行
ON/OFF押すたびに切替

早見表:全ホットキー一覧

本番中にも見返せるよう、全キーを1枚にまとめました。

キー 効果 効き方
Hホールド:映像の動きを止めてフリーズ押している間
Sストロボ:照明の光源が白く点滅押している間
B暗転:ゆっくり黒へ、離すと一気に戻る押している間
Nネガ:色を反転押している間
Mモザイク:だんだん粗くピクセル化押している間
A回転:映像が回り続ける押している間
Vホワイトビネット:四隅から白い光が広がる押している間
Gグリッチ:映像の乱れとRGBの色ずれ押している間
Cタイトル表示:入力した文字を表示(押すたびに項目切替)押している間
Space/Enterカット:次の映像へ即切替1回押し
Dドロップ:ドロップ演出を発動し、小節の頭を合わせ直す1回押し
1–5ムード:1=自動/2〜5=ムード固定1回押し
Tタップテンポ:叩いた間隔でテンポと拍を合わせる1回押し
[/]テンポ微調整:±1 BPM1回押し
0自動テンポ:自動解析に戻す1回押し
Shift+Xブロック:いまの映像を今後出さない1回押し
F全画面(最大4K)。Esc でも解除ON/OFF
L照明の光の強さ(ムービングライト+レーザー)4段階
R録画:録画の開始/停止ON/OFF

押している間だけ効くエフェクト

キーを押している間だけ効き、離すと元に戻るエフェクトです。複数のキーを同時に押すと、効果を重ねられます(例:S+N、M+G)。各タイルの動画は OFF → ON → OFF のループで、左上のキーが「ON」の間がキーを押している状態です。

H
H

ホールドHold

映像の動きを止めて、静止画のようにフリーズ。照明やオーバーレイは動き続け、止まるのは映像レイヤーだけ。離すと再開します。

使いどころブレイクの「ため」、決めポーズ、ボーカルの一言に。
S
S

ストロボStrobe

レーザーとムービングライトの光源が、大きなグレアと十字の光の筋で白く点滅します(16分音符に合わせて)。上段・床・左右のサイドでは隣り合う光源が交互に光り、十字は光るたびに長さと角度が変わります。ビームの色と動きはそのままです。

使いどころビルドアップ終盤の煽り、スネアロールに。
B
B

暗転Blackout

押すと約1.8秒かけてゆっくり黒へ。離すと約0.15秒で一気に明るく戻ります。

使いどころブレイクの静寂、曲間、戻りの一撃に。
N
N

ネガNegative

色を反転して、ネガポジのように見せます。

使いどころ一瞬の違和感、キメのアクセントに。
M
M

モザイクMosaic

押している間、だんだん粗くピクセル化していきます。離すと元の解像度に。

使いどころビルドアップで崩していき、ドロップで解放。
A
A

回転Rotate

押している間、映像が回り続けます(黒い縁が見えないよう拡大して回転)。離すと、なめらかに元の角度へ。

使いどころ浮遊感、トランス的な展開に。
V
V

ホワイトビネットWhite vignette

画面の四隅から白い光がじわじわ広がります(押している間ゆっくり広がり、離すと素早く引く)。暗くなる一般的なビネットとは違う、光のビネットです。

使いどころ高揚感のピーク、光に包まれる演出に。
G
G

グリッチGlitch

映像が乱れ、RGBの色ずれが激しく走ります。すばやく出入りするのが特徴。

使いどころブレイクビーツ、エッジの効いたフレーズに。

タイトル表示の C も押している間だけ効くキーです。詳しくは下の「ショーを運営するキー」で解説します。

映像を切り替えるキー

自動の切替に任せつつ、狙ったタイミングで映像を動かすためのキーです。

Space/Enterカット 1回押し

いまのムードのまま、次の映像へハードカット(即切替)します。

使いどころ:曲に合わない映像をすぐ送りたいとき、キメに合わせて画を変えたいときに。

Dドロップ 1回押し

ドロップ演出(ハードカット+フラッシュ)を強制発動します。同時に「いま押した拍」を小節の頭として拍の数え方を合わせ直すので、以降の自動切替もその小節頭にそろいます。

使いどころ:自動検出を待たず、自分の耳でドロップを決めたいとき。自動切替が小節とずれて見えるときの合わせ直しにも(ドロップ演出も同時に出るので、盛り上がる拍で押すのがコツ)。

1〜5ムード 1回押し

1=自動、2=Ambient、3=Melodic、4=Energetic、5=Glitch。2〜5でムードを固定すると、そのムードの映像だけを使いながら、場面転換(小節・フレーズごとの切替)は曲の展開に合わせて自動で続きます。ドロップのときも固定したムードの中で切り替わります。好きなタイミングで変えたいときは Space を。1 で全自動に戻ります。画面下のコントロールバーのムード選択と同じ操作です。

使いどころ:イベントの時間帯やジャンルに合わせて、空気感をそろえたいときに。

Shift+Xブロック 1回押し

いま映っている映像(プリセット)をブロックして次へ送ります。以後その映像は出なくなります。誤操作を防ぐため、Shift との同時押しが必要です。ブロックはPCに保存され、タイトル画面下部の「Library」(プリセット・ライブラリ)から解除(元に戻す)できます。

使いどころ:イベントの雰囲気や曲調にどうしても合わない映像を、二度と出さないように。

テンポを合わせるキー

テンポは自動で解析しますが、手で合わせ直すこともできます。HUD の BPM 表示とビートのドットで、合っているかを確認しながら使いましょう。

Tタップテンポ 1回押し

拍に合わせて2回以上叩くと、叩いた間隔(中央値)からテンポを割り出し、叩いた位置に拍を合わせます。30〜240 BPM の範囲で有効で、2秒以上間が空くと最初から数え直し。4〜8回叩くと安定します。以後は手動テンポで固定されます。

使いどころ:自動解析のテンポがずれて聞こえるとき、曲の変わり目で拍をつかみ直したいときに。

[/]テンポ微調整 1回押し

テンポを ±1 BPM ずつ微調整します。拍の位置は保ったまま、手動テンポとして固定されます。

使いどころ:タップテンポのあと、BPM 表示を見ながら最後の追い込みに。

0自動テンポに戻す 1回押し

手動テンポを解除して、自動解析に戻します。

使いどころ:次の曲に移ったら。手動テンポは固定のままなので、テンポの違う曲では 0 で自動に戻すのが基本です。

ショーを運営するキー

出演者の紹介から、画面の出し方、本番の記録まで。ショー全体を回すためのキーです。

Cタイトル表示 押している間

押している間、タイトル画面で入力した文字を表示します。押すたびに Organizer(主催者)→ Artist(アーティスト)→ Tour Name(ツアー名)の順で切り替わり、離すと約2秒でフェードアウト。文字はそのときの照明の色味に合わせてネオン発光します。未入力だと「Organizer」などの既定の文字が出るので、事前の入力がおすすめです。

使いどころ:出演者の登場、オープニング、転換時の告知に。

F全画面 ON/OFF

全画面(最大4K)のON/OFFを切り替えます。Esc でも解除できます。

使いどころ:プロジェクターや大型ディスプレイへ出力するときに。

L照明 4段階

疑似ステージ照明(ムービングライト+レーザー)の光の強さを切り替えます。押すたびに 中(おすすめ)→強→オフ→弱 の順。起動時は中です。切り替えた段階はウィンドウ表示のときだけ画面に短く出て、録画や全画面の出力には出ません。

使いどころ:盛り上がりでは強、映像を主役にしたいときや落ち着いた場面では弱・オフに。

R録画 ON/OFF

録画の開始/停止。映像+PCの音を、標準MP4(H.264+AAC)で「ビデオ\VJ AutoStage」フォルダに保存します。画質(フルHD 60fps/WQHD 60fps/4K 30fps)はタイトル画面で選択。録画中は画面にREC表示が出ます。無料版では録画にも透かしが入り、Pro版では透かしなしで記録されます。

使いどころ:本番のアーカイブ、SNS用の素材づくりに。

シーン別の使用例

現場でよくある7つの場面で、キーの組み合わせ方を紹介します。

BUILD → DROP

ドロップを最高の瞬間にする

ビルドアップで溜めて、ドロップで一気に解放する定番の流れ。

  1. ビルドアップ中M を押し続けて画面を崩したり、拍にあわせて N で簡易フラッシュ。
  2. ビルド終盤V や S も重ねて、光とストロボで煽る。
  3. ドロップの1拍目キーを離して D。ドロップ演出が発動し、拍もそこにそろうので、以降の自動切替もビートに噛み合う。
BREAKDOWN

ブレイクに静寂をつくる

音数が減るブレイクで、あえて画面を消して「間」をつくる。

  1. ブレイク入りB を押し続ける。約1.8秒かけてゆっくり暗転。
  2. 暗転中Space で次の映像を仕込んでおく。
  3. 戻りの1拍目B を離す。約0.15秒で一気に明転し、新しい映像で再開。
INTRODUCTION

出演者を紹介する

出演者の登場や転換のタイミングで、名前を大きく見せる。

  1. 開演前タイトル画面で主催者・アーティスト・ツアー名を入力しておく。
  2. 登場の瞬間C を押している間、文字を表示(照明の色味に合わせてネオン発光)。
  3. 次の紹介もう一度 C を押すと、Organizer → Artist → Tour Name の順で次の項目へ。
TEMPO SYNC

ビートとずれたときに合わせ直す

自動解析のテンポがずれて聞こえるとき、手で拍をつかまえ直す。

  1. ずれに気づいたらT を拍に合わせて4〜8回叩く。
  2. 微調整HUD の BPM 表示とビートのドットを見ながら、[ ] で ±1 BPM ずつ追い込む。
  3. 次の曲0 を押して、自動解析に戻す。
SKIP & BLOCK

曲に合わない映像をすぐ外す

曲の雰囲気に合わない映像が出たら、その場で外す。

  1. 合わないと思ったらSpace で即カット(同じムードの次の映像へ)。
  2. 二度と出したくない映像はShift+X でブロック(以後は出なくなる)。
  3. 間違えたらタイトル画面下部の「Library」からブロックを解除。
MOOD

時間帯で空気をつくる

イベントの時間帯に合わせて、映像の空気感を固定する。

  1. 開場〜序盤2(Ambient)で落ち着いた映像に固定。
  2. 歌もの/ピーク歌ものは 3(Melodic)、ピークは 4(Energetic)。固定中も場面転換はそのムードの中で自動で続くので、キメだけ Space を足す。
  3. 通常進行へ1 で全自動に戻す。
RECORD

本番を丸ごとSNS素材にする

本番の映像と音をそのまま記録して、SNSやアーカイブの素材にする。

  1. 開始前タイトル画面で録画画質(フルHD 60fps/WQHD 60fps/4K 30fps)を選ぶ。
  2. 見せ場の前R で録画開始(画面にREC表示)。
  3. 終わったらもう一度 R で停止。「ビデオ\VJ AutoStage」フォルダにMP4で保存される。

知っておくと便利なこと

  • ホットキーが効かないのは、開始前(タイトル画面)/プリセット・ライブラリを開いている間(Esc か × で閉じる)/検索欄など文字入力欄にカーソルがある間です。
  • 画面下のコントロールバーからも、ムード選択・「次へ」・FULL(4K全画面)を操作できます。コントロールバーの「次へ」は、Space のハードカットと違い、なめらかなブレンドで切り替わります。
  • マウスを3秒動かさないと、コントロールとHUDが自動で隠れます。投影中にUIが映り込む心配はありません。
  • HUD の BPM 表示とビートのドットで、テンポが合っているかをいつでも確認できます。
  • 押している間だけ効くキーは、同時押しで重ねられます(例:S+N、M+G)。

よくある質問

ホットキーは自動演出と併用できますか?
はい。VJ AutoStage は基本的に全自動で進行し、ホットキーを押したときだけ手動で介入できます。押している間だけ効くエフェクトは、キーを離せば元に戻ります。ムードやテンポを手動で固定した場合は、1(全自動)や 0(自動テンポ)で自動に戻せます。
押している間だけ効くキーと、切替キーの違いは?
H・S・B・N・M・A・V・G・C は押している間だけ効き、離すと元に戻ります。F(全画面)・R(録画)は押すたびにON/OFFが、L(照明)は押すたびに光の強さ(中→強→オフ→弱)が切り替わるので、押し続ける必要はありません。Space・D・T などは、押した瞬間に1回だけ実行されます。
間違えてブロックした映像は戻せますか?
はい。Shift+X でブロックした映像の情報はPCに保存され、タイトル画面下部の「Library」(プリセット・ライブラリ)から解除して戻せます。
ホットキーが効かないときは?
開始前(タイトル画面)、プリセット・ライブラリを開いている間、検索欄などの文字入力欄にカーソルがある間は、ホットキーが効きません。タイトル画面で「開始」を押して演出を始めてから操作してください。ライブラリは Esc か × で閉じられます。

全自動で回し、ここぞで手を入れる。

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